「Share House 180°OPEN!!」
2013年、1月14日夜。
当時勤めていた会社から帰ってきた伊藤正樹代表は、シェアハウスに設置した黒板に文字を書きました。
それが、仕事の合間を縫って作り上げた1軒目のシェアハウス「SHARE HOUSE 180°黒川」が完成した瞬間でした。
20棟のシェアハウスに住み、2013年の創業からシェアハウスを手掛け続けている伊藤正樹代表に2回目のインタビューをしました。
第2弾の今回は、1軒目の「SHARE HOUSE180°黒川」についてです。
冒頭の黒板の写真は、伊藤代表が初めて作ったシェアハウスが始まった瞬間を映し出したものでした。
大手メーカーで働いていた伊藤代表は、仕事終わりや休日の時間を使って、手弁当でシェアハウスを作りあげました。
オーナーさんと何度も会話を重ね、集客方法に頭を悩ませ試行錯誤するだけで、毎日があっという間に過ぎていったといいます。
オープンしてからは実際に運営者として、ハウスメイトとして、約半年間住み込み、「ハウス内では楽しさもいろいろな課題も見え、今の会社のコンセプトやルール作りの基礎になった」と振り返ります。
苦労を重ね課題にぶつかりながらも、その後たくさんのシェアハウスを立ち上げていくことになる伊藤代表の基礎となった経験はどういうものだったのでしょうか。
「すべての原点」と伊藤代表が考える1軒目のシェアハウスについて聞きました。
偶然の出会いからシェアハウスづくりがスタート
Q、1軒目のシェアハウスを作った経緯を教えてください
当時は、会社員として働き続けることに疑問を持ち、私の実家が農家だったこともあって、将来の土地活用を見据えて不動産投資に関する勉強会に通っている時期でした。
「土日は楽しいことをやろう!」と、趣味のシェアハウスに関することを始めようと思っていたころです。
2012年ごろ、私が通っていた不動産勉強会のOBOGが集まる機会があり、交流会で、1軒目のシェアハウスのオーナーさんに出会いました。
私が「シェアハウスをやりたい」と、事あるごとに口にしていたので、そのオーナーさんは私の話を聞いたうえで、自身が持っている名古屋市・黒川にある物件を紹介してくださり、「どういうシェアハウスにしたいか提案してくれればいいよ」と言ってくれたのです。
いよいよSHARE HOUSE 180°のシェアハウス作りがスタートしました。
Q、どのようなシェアハウスをオーナーさんに提案したのですか?
オーナーさんが持っていた物件は4階建ての小さなマンションでした。その2~4階部分をリノベーションしてシェアハウスにする計画にしました。立派な建物で、一目みたときにワクワクしたことを覚えています。
オーナーさんにはA4版で6枚のスライドを作り提示しました。
今の会社の理念になっている「シェアを通じて人生を180°変えよう」をコンセプトに設定し、間取りや内装、集客方法などを提案していきました。
当時作っていた提案書を見ると、至らなさに恥ずかしくなります(笑)。
それでも、「絶対に良いシェアハウスが作れる」と、熱意と自信をもって取り組んでいましたね。
オーナーさんと内装やインテリアなど、詳細に話し合いを重ね、納得いくシェアハウスが完成したのが2013年1月でした。
たくさんの話し合いをしていただき、オープン直前の1カ月は毎週末の様に家具家電の買い出しでオーナーさんに車を出して頂いて、今でも感謝してもしきれません。
余談ですが、当時働いていた会社では通常、残業を夜10時ごろまでやっていました。
しかし、平日夜や休日にシェアハウスの打ち合わせをするようになると、きっぱりと定時で帰るようになりました。同僚や先輩から「あいつは辞めるのではないか」と心配されていたと聞きます。(笑)
そのくらい、シェアハウスを作ることにのめりこんでいました。
勉強の日々…手弁当で作り上げたシェアハウス
Q、もともと不動産業には詳しかったのでしょうか?
いいえ、全く詳しくありませんでした。
内装を工事するときに柱や壁を抜きましたが、私はその段階になって初めて「柱や壁は抜けるんだな」と思ったくらいです。(笑)
知らない分野を勉強しながら実践し、専門業者の人にお願いしながら作り上げました。床や壁の色や素材などを選んだのはそれが初めての経験です。
自分が考えたシェアハウスが建つということに実感がわいたのは、間取り図を見たときです。
間取り図の上では、もともと細かく区切られた部屋の壁や柱が取れてリビングができ、新たな形の居室が出来上がっていました。ふつふつと実感がわきましたね。
また、自分で一眼レフカメラを買ったり、知人にお願いしてHPを作ったりするなど、集客方法も学びながら実践していました。
実際に内覧の募集をインターネットでかけると数人来てくれました。
内覧をした人へは、「僕も住むので安心してください」「不安を感じることがあれば解決します!」と猛アピールをして(笑)、真正面から入居希望の方と向き合っていました。
初めての入居者さんが決まったときには、オーナーさんに電話して喜びを分かち合いましたね。
ハウスが完成後は、以前に一度シェアハウスに住んだ経験からスタッフが住み込むことの利点がわかっていたので、会社への通勤時間が1時間以上延びましたが住み込んでいました。
運営するむずかしさも経験
Q、ご自身で手掛けたシェアハウスの住み心地はいかがでしたか?
とても楽しかったです。
ありがたいことに入居希望者も多くて、3か月で満室となりました。入居者の人と話したり、パーティーをしたりととにかく楽しい日々でした。
ただ、もちろん楽しいことだけではありません。
シェアハウスには共用部に私物が置かれたり、風呂や洗面所などの使い方に個人差があったりと、放っておけばトラブルに発展することは多くあります。
週に1度入る清掃業者の方との認識の違いで、清掃箇所が間違っていたりすることもあります。入居者さんの中には不満に思う人もいますよね。
それらを一つずつ自分で考え、清掃業者の方向けの清掃一覧表としてまとめたり、入居者の人たちできれいにするゾーンを設けたり、時には入居者様と膝をついて話し合ったりして解決していきました。
シェアハウスを運営するむずかしさも知りました。
コンセプトを設定?
Q、今は「シェアで人生を180°変えよう」というのが企業理念となり、コンセプトはアウトドアやコワーキングスペース付きなど、多様な展開をしていると思います。コンセプトが生まれるきっかけはなんだったのでしょうか?
コンセプトはもちろん自分で最終決定をしますが、オーナーさんとの出会いから生まれることが多いです。
一番初めに明確なコンセプトを設定したのは5軒目、名古屋市・大須観音駅近くにあるシェアハウスからでした…(つづく)
いかがでしたか?
伊藤代表が手探りながら、熱意と自信をもって走り続け、立ち上げたのが1軒目のシェアハウスでした。
伊藤代表の当時の経験が、シェア180の手掛けるシェアハウスの基礎となっているのですね。
伊藤代表の熱意はSHARE HOUSE 180°黒川の入居者のみなさんにも伝わり、立ち上げから7年以上たった今も入居されている方がいたり、ハウスを卒業した人たちが集まったりと交流は続いているそうです。
次回は、コンセプトを打ち出すようになったきっかけ、5軒目のシェアハウスについて振り返っていただこうと思います。
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